2018年7月16日月曜日

松本隆(作詞家) - "Takashi Matsumoto" as a Lyric Writer.




松本隆

都会の吟遊詩人


松本隆(まつもと・たかし)は作詞家である。1949年生まれの男性で、東京出身で慶應大学を中退している。

主に1970年代に作詞家として活動を始め、1980年代の松田聖子への提供、1990年代、2000年代に至る数々の代表作を持つ、屈指のヒットメーカーのひとりである。公式ウェブサイト「風待茶房」(かぜまちさぼう)は2010年8月まで開かれていた。


作家としては、映像的な表現の作風で知られる人だが、彼の作る世界は、常に美しい。感情や風景の描写が卓越していて、詞の伝えようとする事象が鮮明に響き渡る。洒落ていて、都会的で、時に幼く、あるいは大人っぽく、凛々しく、まさに夢のひとときを魅せてくれる。言葉だけでこれだけの表現ができるものなのかと思うほどだ。

また、数多の作詞家と違うのは、奇麗なだけでなく、汚れ、危険、死など、現実の暗く重い部分も逃げずに描くが、巧みな表現で華やかさを与えられている。そして10年、20年経過したのちに見ても、古びた印象をさほど受けないものが多い。

よく、彼の作品にはいつも似た表現(○○の○○、○○色、ガラス、海、街、風、光などなど)が並ぶ、あるいは映像的だという意見がある。確かにそうだが、ではこれらの言葉を使って商品価値のある作品をあなたも書きなさいと言われても、たぶん殆どの人は仕上げられない。簡単そうに見えて実はすごく難しいこと。どの分野でもそうだが、プロ(玄人)とアマ(素人)の違いとはそういうものだと思う。

彼の詞には、プロフェッショナルの気品がある。本来ならば辞典に載っている程度の幾つかの意味、定義しか与えられないはずの言葉が、彼の手腕の中では無限の命を帯びてくる。言葉が生きている。


松本隆氏を「都会の吟遊詩人」「永遠の少年」などいろんな呼び方する向きもあるが、どれもそれなりに的を射た言い方だと思える。

以前、お笑いタレントの藤井隆が「松本隆さんの作詞した曲が歌えるなんて!」と雑誌で喜びを語っていたが、気持ちがとてもよく分かる。私も歌手ならばプロデュースされてみたい。


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